この輝ける成長の時期に何を学ぶか何を経験するかによってその後の人格の形成や成長に大きく影響を与えます。この時期こそチャンスです。
では、何を学んで何を経験すればいいのでしょう?
しかし、当園では詰め込み教育やお勉強といったことは行っておりません。なぜ?
幼児の記憶力には、大人よりはるかに優れた一面があります。
その能力を使って大人になった時に役立つことを全て教えてしまえば…と思いがちです。
ところが、そのような高い記憶力の割には、幼児の記憶力の定着率はとても低いのです。
試験の直前に一夜漬けをして試験が終わった瞬間に忘れてしまう…幼児期の記憶には、これと似たところがあります。
膨大な知識を記憶できて、しかも生涯にわたって残る最初の時期は、10~12歳にかけて、つまり小学4年生~中学1年生頃から始まると言われています。
幼児期における記憶は、「行動」や「経験」や「考えること」そして「創造すること」を通して獲得したものが、生涯にわたって残る財産となるのです。
色々なものに触れ、体験することで生命の大切さを知り、自分のことのように他人を愛せる、思いやれる優しい心を育て、その後の人生を豊かにする基盤づくりをすることが重要と考えます。
『知識を多く憶えさせてくれる幼稚園』ではなく、『自らの力で考え、創造していけるような教育的配慮のいきとどいた幼稚園』を目指しています。